2018年9月2日日曜日

超ロングセラー 松下電工 EZ6220 のお話。

先日から、手持ちの工具を整理してます
前回の日記の最後に書いたんですが
松下電工のEZ6220を復活させました。


この製品は、私も購入した日時を
全く覚えていません
只、少なく見ても15年以上前は確実です
初回の発売日はもっと前のはず。。
私が高校を卒業して就職した時に、
先輩社員が使っていたのを覚えてます。
27年前くらいだっけな。。

気になったんで、調べてみました。

情報ありましたよ!

パナソニックの公式サイトのMUSEUMに
発売時の画像と情報がありましたね
1983年頃に、EZ502と発売されて
1993年に生産終了とあります。
実に35年前に
この折り曲げスタイルと手締めのロック機構の
発案確立されたんですね
2018年現在、この折り曲げスタイルを採用している
メーカーはかなりあります。
特許が切れたのでしょうか。。

それよりも驚きなのは、現行品と比較してみても
35年前から殆ど変わってないんですね
トルク調整リングと、折り曲げのヒンジカバー色
後は、本体の印刷文字くらいでしょうか。。
凄いの一言ですね

見つけられた型番だと
初期型 EZ502
後継機 EZ503-EZ503b
その後 EZ6220-EZ6220b-EZ6220X

検索してみると、ここまで確認出来た。
PRO用の電動工具としては
ロングセラーの極みかも知れませんね

長く使うには、必ず起こる問題。

ロングセラーで長く使えるこの製品ですが
絶対に起こる問題で
バッテリーの消耗があります。
勿論、本体のモーターが故障する事もありますが
やっぱり、バッテリーが多いのではないでしょうか?
この製品の標準バッテリーは、
ニッケルカドニウムです。
スペックは、電圧2.4Vで容量1.2Ahです。
標準バッテリー
こちらは、既に生産完了品で
現在入手が出来ません。
メーカーの代替え品としては
バッテリーが、EZ9221 定価5400円(税込み)
専用充電器が、EZ0L10 定価12960円(税込み)
バッテリー本体がニッカドから
リチウムイオンに変更されて
専用充電器も変更しております。
容量も、1.5Ahと若干増えてます。
因みに、本体、充電器、バッテリーのフルセットは
現在、販売されてはいないようですね
Amazonで、3点揃えると19139円です。(2018.9.2現在)

うーん、高い!

充電器とバッテリーだけでも、
Amazon価格で、11816円です。(2018.9.2現在)

これならば、マキタや日立の製品が買えちゃう。

そこで、互換バッテリーの登場。

ここ近年、非常に多く出回ってきている
互換バッテリーの登場です。
前置きが異常に長かったですが、
これ ↓
互換品
今回は、互換バッテリーでは有名なROWAさんではなく
最近評判が良い、POWERGIANTさんの製品です

梱包
中身
こんな感じの製品です
スペックは、ニッケル水素で容量が3Ahとあり
標準の1.2Ahから大幅のアップしてます
充電器は、手持ちのEZ0225で試しました
充電器
普通に充電が可能です。
ここで、ふと思いましたが
ニッケル水素なんですね
リチウムイオンは、標準の充電器では
充電出来ないとレビューしている人が多いんで
このタイプの充電器だと、水素までなんでしょうね~
装着時
装着は、これも特に問題はありません
若干ですが、隙間ができますが
ガタツキも全くありません。

ともあれ、無事に復活出来ました
標準バッテリーがダメになってから
かなりの年数を放置してましたが
普通に動いてます。
まだまだ、頑張れますね

唯一の、欠点って言えば

このロングセラーで非常に良い製品なんですが
当時から気になる点がありました。

それは、先端工具(ビット)の規格。
差し込んだ時に、軽くロックされるんですが
その深さが、11.5mmなんですね
通常の製品は、13mmが多くて
更に、両頭ビットが主流ですので
一般の店舗で購入出来るかどうか。。
余りに、使い難いので
エクステンション
サンフラッグ製 ワンタッチホルダー No.WH635
これを差し込みをサンダーで13㎜から、11.5㎜に加工をして
ボンドを塗り込んで、固定しちゃいました。

こーんな感じ。
完璧です!!!

余計な話ですが。

2段回の回転数切り替えがあるんですが
LOW/200回転、High/400回転
私のだけでしょうかね
締め込みだけが、無段階に近い調整が出来るんですよね
緩める方は、出来ない。。。

只の接点不良なのかな。。。